04産婦人科研修責任者、医師、先輩研修医からのメッセージ

後期研修指定病院の総合型に指定、当院の研修だけで専門医受験資格が可能。

塩津 英美

産婦人科研修責任者
塩津 英美 Hidemi Shiotsu
産婦人科科長 兼 センター長

■専門領域

不妊症・内分泌/内視鏡下手術/癌治療/産婦人科一般

■取得資格

日本産科婦人科学会 産科婦人科専門医/日本産科婦人科学会 指導医/新臨床研修指導医講習会修了

当科では現在6人の専門医と5人の後期研修医の計11人の常勤医と3人の日非常勤医により年間約1,200件の分娩と約200例の帝王切開を含め600例の手術を行っています。このうち200件は腹腔鏡・子宮鏡などの内視鏡手術です。その他開腹手術、経膣手術、悪性腫瘍手術など不妊治療に関してはconventionalなIVFまで行っております。以上のように当科は後期研修にとってはすべてを学べる非常にバランスのとれた診療内容になっています。また後期研修指定病院の総合型に指定されており当院の研修だけで専門医受験資格が得られます。さらに東大産婦人科医局の協力もあり、専門的な分野では後期研修3年目以降には腫瘍に関しては埼玉県立がんセンターで、周産期・NICU管理などでは愛育病院などと協力して研修が受けられるようになっています。また内視鏡専門医取得のための研修病院もあります。

島嶼地域の妊婦さんを当院宿舎へ迎え入れ、および産婦人科医の不足地域への支援も行っています。

当科では小笠原など島嶼地域の妊婦さんを分娩まで当院敷地内の宿舎に迎え入れるなどの地域支援も行っています。それと同時に産婦人科医の不足地域(三重県立志摩病院、新潟県南魚沼市立ゆきぐに大和病院、宮城県公立黒川病院など)への支援も行っており、都市部での産婦人科診療のみならず、地域での産婦人科診療にもかかわることができる環境にあります。
今後の少子化対策と相まって産婦人科医のニーズは今後さらに高まっていくものと思います。さらに総合医や内科専門医など取得後に産婦人専門医となることにより地域での活躍の場は飛躍的に広がると思います。産婦人科は確かに大変な科ではあります。しかしそれだけに多くの喜びと役割に満ちています。
ぜひ一緒に勉強しましょう。

生命の誕生に立ち会え、唯一「おめでとう」と言える科です。

大野 智子

産婦人科研修指導医
大野 智子 Tomoko Oono
産婦人科科長

■専門領域

産婦人科全般/不妊症など

■取得資格

日本産科婦人科学会 産科婦人科専門医/日本産科婦人科学会 指導医/新臨床研修指導医講習会修了

■所属学会

日本不妊内分泌学会/日本内分泌学会

東京で生まれ育ちましたが、医学部6年間を新潟で過ごし平成9年に卒業。父が外科医をしており、母校新潟大学の外科も考えました。東京への就職も迷っていた頃、東京大学の産婦人科医局が、他大卒生も多く受け入れていることを知り、急遽連絡を取り入局試験をしていただきました。学生時代は正直、産婦人科は苦手でしたが外科系でもあり、患者さんと同じ「女性」という立場を生かせると考え、東大産婦人科への入局を決めました。(一番の決め手は、当時の医局長の女医先生が素敵だったからです・・・)
産婦人科の良いところは唯一、「おめでとう」と言える科であるところです。生命の誕生に立ち会える大変なことも多々ありますが、いつも喜びを感じています。特に、自分が妊娠・出産を経験してからは、より感慨深いものとなっています。

婦人科診察や分娩対応は必ずできるようになり、執刀医となるチャンスが早い時期から巡ってきますので、産婦人科のスペシャリティーになれます。

産婦人科は、産科(不育症なども含め)・良性疾患・不妊治療(高度生殖医療)・内分泌疾患(思春期〜更年期など)および婦人科悪性疾患まで、非常に広い分野を取り扱っており、外科的側面と内科的側面があります。女性のライフサイクルをトータルでサポートできる科であると、年齢を重ねるにつれ日々実感しています。ただし、どの分野の専門家となっても産婦人科医として研修をする過程で、内診や経膣エコーなど婦人科診察や分娩対応は必ずできるようになりますから、これは他科にはできないスペシャリティーになります。(手に職という感じです!)また、産婦人科は外科系の中でも執刀医となるチャンスが早い時期から巡ってきますので、手術をしたい方にはとてもやりがいのある科だと思います。

研修医にとって大切なことは、分からないことを指導医や先輩医師に聞いて、知識や経験を吸収することです。

多くの症例を経験することが必要です。急患や緊急手術、分娩といったことを耳にしたら積極的に覗きに行き、自分に何かできることはないか常に考えることです。これは、どの科に進んでも言えますが、フットワークを軽く緊急事態が起きていないか、「におい」を感じて行動することが大切です。先輩医師は研修医の動きを見て、手術の執刀や症例の割り振りなどを考えたりしています。まずは自分で調べて考え、分からないことは指導医や先輩医師にどんどん聞いて、その知識や経験を吸収していって欲しいと思います。

当センターでは年間1,100件の分娩、多種多様な症例に出合えます。

当センターは343床という規模ですが、年間で1,100件の分娩を取り扱う症例数の多い病院です。又、東京だけでなく埼玉からの患者さんも多く受け入れており、多種多様な症例に出合えます。女性医師については、24時間体制の院内保育所の設置、休業後の復帰に対する支援などに積極的に取り組んでおり、結婚、夫の転勤、出産、育児などについて、個別に相談し柔軟な対応を行っています。すでに子育てしながら誰よりも働くワークライフバランスを保った先輩女性医師がいるので、必ず自分のロールモデルになる女性医師に出会えるはずです。
看護師・助産師などスタッフとも仲がよく、とにかくみんな明るいです。
ぜひ一度見学にきてください。

産婦人科医師
松本 佳余子 Kayoko Matsumoto

■専門領域

産婦人科全般

■取得資格

日本産科婦人科学会 産科婦人科専門医/日本産科婦人科学会 指導医/日本女性医学会 専門医/新臨床研修指導医講習会修了

産婦人科医師
浅井 聡美 Satomi Asai

■専門領域

産婦人科一般

■取得資格

日本産科婦人科学会 産科婦人科専門医

■所属学会

日本産科婦人科学会/日本産科婦人科内視鏡学会/日本生殖医学会/日本人類遺伝学会

産婦人科医員
宮川 理華子 Rikako Miyakawa

■専門領域

産婦人科一般

■取得資格

日本産科婦人科学会 産科婦人科専門医/新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)修了

■所属学会

日本産科婦人科学会/日本女性医学学会

産婦人科医員
川口 安珠 Anju Kawaguchi

産婦人科専攻医
鍋島 珠恵 Tamae Nabeshima

■所属学会

日本産科婦人科学会/日本周産期・新生児医学会/日本婦人科腫瘍学会/日本産科婦人科内視鏡学会/日本婦人科ロボット手術学会

産婦人科専攻医
板谷 友子 Yuuko Itaya

産婦人科専攻医
玉井 佳奈 Kana Tamai

すばらしい医師に育っていただけるよう指導医一丸となって応援します。

  • 病院見学に来ませんか 希望する科により1日または半日や数時間コースあります。
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