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私たちの診療Tips

当科の診療からの学びをおすそ分けします。適宜更新しますので、お役に⽴てたら嬉しいです!
なお、紹介したエビデンスは⾃分の患者さんに当てはまるかは検討が必要ですのでご注意を。

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気胸

32%以上の虚脱が見られた気胸に対して保存的加療と胸腔ドレーン留置で8週間後の再膨張率に変わりはなかった(保存的加療94.4% vs.胸腔ドレーン98.5%)

(N Engl J Med. 2020;382(5):405)

やや特殊な切り抜きテク

パワポで好きな形に画像を切り抜くのはけっこう難しいですよね.
そんなときには今回紹介する重なりの抽出を使えば,簡単に実現できます.
ぜひお試しください.

 

喫煙

・禁煙した人は喫煙中の人と比べて,5年間以内に心血管イベント(心血管死,脳卒中,心筋梗塞,心不全)がHR 0.61(0.49-0.76)に減った(JAMA. 2019;322(7):642)

帯状疱疹

・痛みなどの神経症状が出てから皮疹が出現するまで,数週間かかることもある(N Engl J Med. 1996;335:32. )

・治療として72時間以内の抗ウィルス薬で皮疹の消退を早めたり,神経痛の期間の短縮が報告されており,72時間以内の投与が勧められているが,72時間以降の投与に関しては臨床試験がないため効くのか効かないのかわからない.

健康生成論

なぜ,あの人は生き生きとしているのか?
疾患があったとしてもその人が「生き生き」としているのは,健康度が高いからかもしれません.
「疾患がない=健康」という概念ではなく,「身体,精神,社会的に良好な状態=健康」と定義される中で,どうやったら健康になれるか,どうやったら健康状態を維持できるかを追求したのがアーロン・アントノフスキーの健康生成論です.
医療福祉生協連家庭医療学開発センターの藤沼康樹先生の家庭医の5つの神器の1つに数えられるこの概念は,その人の持つ健康に対する資源に着目するものです.
ゲームの主人公が経験値を得てレベルアップし,新しい技が使えるようになるように,その人の生まれ育った環境やこれまでの成功体験などがストレスという敵に対する防御力や攻撃力になります.

まったく診断が思いつかないときのもがき方

昭和大学江東豊洲病院 総合診療科の原田拓先生に,診断がわからない場合にどうやってもがいていくかをレクチャーいただきました.
どうやって日頃準備していくのか,出会ってしまった場合にはどうやって対応しているのか,先日のレクチャーの概要をまとめました!

NSAIDsの副作用

・NSAIDsによる小腸・大腸の粘膜障害を見当したRCTではセレコキシブ vs ナプロキセン+PPI vs プラセボの2週間後で16%  vs 55% vs 7%だった(Clin Gastroenterol Hepatol. 2005;3(2):133. )

スライドビフォーアフター

■症例スライドのありがちな例をデザイン的に修正します.

■プレゼンの内容の箇条書きスライドから実際のスライドへの作成を思考過程のポイントを含めて紹介します.

 

健康に影響を及ぼす社会的要因(SDH)

健康状態が良くない患者さんに,「自己責任」としていませんでしょうか?
人間の健康状態には,その人個人の問題以外にも社会的な背景が影響している割合が大きいと言われています.
こういった健康に影響する社会的な要因をSocial Determinants of Health(SDH)と言います.
特にこういった患者さんに対しては「自己責任」として医療者は陰性感情を持ちやすいと言われており,認識すること,また医療職としてなにかお手伝いできないかという点が重要になります.
今回はSDHについてインフォグラフィックを交えながら共有します.

ベーチェット病

・静脈性の血栓イベントは,動脈系よりも多い.ベーチェット病の静脈血栓症のリスクはコントロール群と比べ14倍(Rheumatology . 2001;40:652. )

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