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私たちの診療Tips
当科の診療からの学びをおすそ分けします。適宜更新しますので、お役に⽴てたら嬉しいです!
なお、紹介したエビデンスは⾃分の患者さんに当てはまるかは検討が必要ですのでご注意を。
EBMerはいつ原著論文を読むのか?
- 1.EBM F_STEP2 情報検索 G_STEP3 批判的吟味 どんなときに原著論文を読むか どんなときに原著論文を読むか?
- 2020.08.21
非劣性試験
なかなかハードルが高いわりによく目にする「非劣性試験」について,概念と批判的吟味のポイントをまとめてみました.
通常のRCTとの違いは
・p値が有意水準を下回ると「劣っていない」(通常のRCTは有意水準を下回ると2つの集団に「違いがある」)
・2群の違いがあるというラインが,「このくらいの劣りな許容できるかな」というラインにズレる
だと思います.
- 1.EBM G_STEP3 批判的吟味 非劣性試験
- 2020.08.12
脱落者の扱い
「結果がわからないような脱落の人ってどうやって解析されているの?」
勉強してみるといろんな方法が編み出されているということがわかりましたので,概念だけ共有します.
今回は手書きです.
- 1.EBM G_STEP3 批判的吟味 脱落の扱い
- 2020.07.27
交差したカプランマイヤー曲線
RCTやコホートなどの生存曲線(カプランマイヤー曲線)が交差しているときがあります.
そんなときには批判的吟味のポイントになりうるので,その原因について紹介します.
- 1.EBM G_STEP3 批判的吟味 交差したカプランマイヤー曲線
- 2020.07.13
複合アウトカム
臨床研究の結果で複合アウトカムを見たら,内訳を見よ!
最近の臨床研究はほとんど複合アウトカムなので要チェックです.
プレゼン部的にはインフォグラフィックで作成してみました.
- 1.EBM 4.プレゼン部 E_実例 G_STEP3 批判的吟味 インフォグラフィック 複合アウトカム
- 2020.05.01
PROBE法
マスキングについてのPROBE法を勉強しました.
アウトカム評価者のみマスキングするものですが,これを見たらアウトカムがソフトエンドポイントなのかハードエンドポイントなのかが重要です.
そのあたりをまとめましたので紹介します.
- 1.EBM G_STEP3 批判的吟味 PROBE法
- 2020.04.23
サブグループ解析
「サブグループ解析では高齢者に効果が認められました!」
・・・・こんな説明をMRさんからよく聞きます.
グラフも合わせて見せられると説得力を感じてしまうのですが,実はそこには落とし穴がある場合があります.
今回はサブグループ解析のポイントを批判的吟味のポイントとあわせて紹介します.
- 1.EBM 4.プレゼン部 E_実例 G_STEP3 批判的吟味 サブグループ解析
- 2020.04.14
早期中止試験
「このRCTは予定された効果を上回ったので予定よりも早く中止された」
なんて甘美な響きでしょうか.
でもこの早期中止試験こそ,効果が劇的に見えてしまうバイアスが入っています.
今回は早期中止試験のポイントを批判的吟味のポイントとあわせて紹介します.
クモ嫌いはごめんなさい.
- 1.EBM 4.プレゼン部 E_実例 G_STEP3 批判的吟味 早期中止試験
- 2020.03.30
研究デザイン
どんな情報を知りたいかによって,見るべき研究は違います.
例えば
・治療,予防→ランダム化比較試験(RCT),システマティック・レビュー/メタアナリシス(SR/MA)
・危険因子・予後・害→コホート研究,,システマティック・レビュー/メタアナリシス(SR/MA)
・診断→横断研究,,システマティック・レビュー/メタアナリシス(SR/MA)
・害→症例対照研究
これらは介入/観察,前向き/後ろ向き,縦断/横断という3つの軸で大きく分類することが可能です.
部分的ですが,イメージ図を共有します.
- 1.EBM F_STEP2 情報検索 G_STEP3 批判的吟味
- 2020.03.21
治療効果の定量的な見方
EBMでは定量的に「どのくらい効くの?」と考えるのが重要です.
そのための視点には相対評価(比や割合での効果の表し方),絶対評価(差での効果の表し方)の2種類あります.
買い物で言えば
・「セール中!今なら20%OFF!」→これは%で割合なので相対評価になります.
・「お電話お急ぎください!今なら2000円引き!」→これは引き算なので絶対評価になります.
同じ研究結果でも相対評価,絶対評価の2種類の表現の仕方があることに注意です.
- 1.EBM C_治療 G_STEP3 批判的吟味
- 2020.03.15
- EBMを実践したい方
- 「患者全体を診る」診療医師を目指している方
- 総合診療科が確立している体制の上で医師として活躍したい方
- 病院総合診療医を目指している方
- 家庭医として地域で活躍したい方
- 離島やへき地の診療所で活躍したい方