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当科の診療からの学びをおすそ分けします。適宜更新しますので、お役に⽴てたら嬉しいです!
なお、紹介したエビデンスは⾃分の患者さんに当てはまるかは検討が必要ですのでご注意を。
EBMerはいつ原著論文を読むのか?
EBMをやっている人が毎日のように原著論文を読んでいるとよく誤解されます.
実際読みまくっているスーパーマンはいるのでしょうが,必ずしもそうではないのです.
そこで,プライマリ・ケア連合学会のEBMプロジェクトチームに「どんなときに原著論文を読んでいるか」をインタビューしました.
まとめましたのでどうぞ!.
- 1.EBM F_STEP2 情報検索 G_STEP3 批判的吟味 どんなときに原著論文を読むか どんなときに原著論文を読むか?
- 2020.08.21
研究デザイン
どんな情報を知りたいかによって,見るべき研究は違います.
例えば
・治療,予防→ランダム化比較試験(RCT),システマティック・レビュー/メタアナリシス(SR/MA)
・危険因子・予後・害→コホート研究,,システマティック・レビュー/メタアナリシス(SR/MA)
・診断→横断研究,,システマティック・レビュー/メタアナリシス(SR/MA)
・害→症例対照研究
これらは介入/観察,前向き/後ろ向き,縦断/横断という3つの軸で大きく分類することが可能です.
部分的ですが,イメージ図を共有します.
- 1.EBM F_STEP2 情報検索 G_STEP3 批判的吟味
- 2020.03.21
STEP2
・情報には一次資料(原著論文),二次資料(原著論文などをまとめたもの),マニュアルを含めた教科書などがある.
・当科の日常診療でメインで使用しているのはUpToDate, DynaMedなどの二次資料である.
しかしその二次資料の使い方にはコツがあり,それをon the jobで共有しながら学んでいる.
・一次資料やそれを検索するPubMedは,日常診療の中では情報量が多いことと,その情報が玉石混交なためそこまで使っていない.それらを使うのは二次資料でも情報が不足しているときや,自分のアクションを変えるようなエビデンスに出会ったときが多い.
- F_STEP2 情報検索
- 2020.03.15
- EBMを実践したい方
- 「患者全体を診る」診療医師を目指している方
- 総合診療科が確立している体制の上で医師として活躍したい方
- 病院総合診療医を目指している方
- 家庭医として地域で活躍したい方
- 離島やへき地の診療所で活躍したい方